新高値ブレイク投資塾を受講してみて

 本日から柄にもなくブログを始めましたデビです。宜しくお願いします。

休日明けの東京市場は、海外市場の混乱も手伝い、25、26日の両日で960円下落しました。しかし、こんな相場ですが気持ち的には今までのように激しく動揺することなく、昼休み以外に携帯で株価チェックをすることはありませんでした。

 

その理由は.....新高値ブレイク投資塾の1期生として昨年来、様々のことを学べたことからだと思っています。

 

この入塾までの私の過去について触れておきたいと思います。

 

私は過去22年間証券会社に勤めておりました。

入社時、機関投資家営業部に配属されたものの、最初は修行ということで中小企業の社長に株や転換社債といった商品を売り込む営業も行いました。また場中のお客様(ファンドマネージャー含む)への電話は起立してしなくてはいけないなど、本当に超古典的な証券営業を経験しました。さすがに受話器と自分の手をガムテープでグルグル巻きにされるというような伝説的なことはありませんでしたが、ゴミ箱が飛んで来たことは実際にありました。

 

ご承知の通り、証券の営業マンは個別銘柄を分析する能力は全く持ち合わせず(少なくとも私は..)、もし自分で株を買うとしても、先輩や同期のアナリストの話を鵜呑みにして買うといった具合でした。しかし、証券マンは不公正取引の防止を目的に、株を買うときには社内の厳しい売買審査を受けなければなりませんでした。そしてその審査をする人が、肩で風を切るバリバリのリテール営業上がりのおじさま方が多く、「自分で株を買うぐらいなら、客に株を売って手数料を稼がんかい!ぼけ-!!」的な感じで、実際には怖くて株を買った経験はほとんどありませんでした。唯一買った株と言えば、当時、飛び鳥を落とす勢いの1878大東建託で30万円くらい利益が出たくらいです。でも、その儲けも嫌々ながら付き合いとしてやらされたゴルフ道具一式に化けしまいました。

 

そんな訳で、当時私がやっていた投資は、怖いおじさまの審査を通さずに済む、一定額を毎月積み立てる個別株の累積投資と自社株投資でした。具体的には三洋電機という株を買っていました。ところが、数年経った頃、海外勤務を命ぜられるのですが、海外勤務時は日本の非居住者になるということで、途中で累投が出来ないということになりました。1990年のバブル崩壊以来、下がり続ける株をドルコスト平均法で取得株価を下げながら株数を増やす予定だったのですが、それもできず。。帰国した時の株価は、当時買っていた株価ととんでもない開きがあり、当時収入の少なかった私にとっては大損状態でした。それから暫くして、三洋電機は業績悪化でパナソニックとの株式交換による統合となるのですが、これが三洋電機株主にとって極端に割に合わない交換比率でここでも損。そして、三洋電機株と交換で受け取ったパナソニック鳴かず飛ばずで、ここでも損。損の三乗となりました。

 

8年前、証券会社を退職し、全く違う業界に身を転じました。これでやっとやりたかった株式投資ができると思ったのですが、実際は新しいに仕事に慣れるのに一生懸命で、銘柄研究をする時間もほとんでありませんでした。その中で、唯一見つけた株が4592サンバイオでした。

医学的知識は全くないのですが、父親の脳梗塞をきっかけにこの会社を知って以来、Bridge ReportやShared Reserch等も読み込み、2017年、株価が1300円ごろからこの株を買い始めました。そして2018年末、全体マーケットが下がる中で同銘柄は独歩高を演じ数百万の投資で、ん千万の含みが出ていました。この時、妻から下落基調の株式市場を心配し、「株は大丈夫なの?損していないの?家計に被害は及ばないの?」としつこく聞かれ、致し方なく、秘密にしていた含み益を開示したと同時に、この銘柄に対する自信のほどを説明してしまいました。すると、驚きの表情と共に、数日後、どこにあったのか分かりませんが数百万のへそくりというものが出現し、11,000円どころで数百株を追加買いしました。今、その当時のチャートを見るとなぜあそこで買ったのか、理解に苦しみますが、これが痛恨の失敗で、追加買い2営業日後に慢性期脳梗塞の治験不調のリリースが出て大暴落。損失こそ出なかったもの、追加買いで一挙に平均買値を上げてしまったことから見るも無残な結果となりました。そういえば、1989年日経平均のすっ高値で証券会社に入社した人間ですから、高値つかみの神には相当好かれているんだと自負しています。

 

つまらない話ばかりで失礼しました。

ここからが本題です。

 

Duke。さんとの出会いは、Duke。さんがパンローリング社の投資戦略フェアで講演をされていたのを聞いたのがきっかけです。その時、投資塾を始めると話していて、是非、テクニカルとファンダメンタルを基本とした、再現性のある”新高値ブレイク投資法”を学びたいと強く感じました。何せ今まで“高値つかみ投資法”だった訳ですから。。そして、開校と同時に迷いもなく、本塾に入塾し現在に至っている訳です。

 

この塾の良いところTop3

  •  Duke。さんの熱意が並大抵ではない!

毎週末に、Duke。さんからはメッセージが届きます。この中では、塾生に対しマーケットの状況に応じた様々なアドバイスをされています。Duke。さんの本は繰り返し読んでいますが、どうしても忘れてしまっているところがある。また、人間は物事を自分の都合の良いように解釈してしまう傾向がある。そんな時にビシっと基本に立ち返る気付きをいつも与えてくれるのが、このメッセージです。毎回、心に染み入る言葉で本当に有難いと思っています。

また、定期的に動画セミナーを配信していますが、Duke。さんがこれにつぎ込む時間や労力は半端じゃないと思うんです。資料の作成、その見直し、そしてセミナーにおける言葉使い。塾生の投資経験は初級者から上級者までと広範囲なので、恐らく誤解を与えないよう物凄く神経を使っていると思います。Duke。さんも、専業の個人投資家であり、マーケットの状況によっては自分自身の研究に時間をあてたい時もあると思いますが、そこは我々のためにある種の自己犠牲をしてくれているんじゃないかと感じます。

 

  •  事務局スタッフのお二人の貢献がすごい!

塾がスタートしてから、塾生サイトの機能が物凄い勢いで進化しています。毎週、Duke。さんの塾生へのメッセージと共に、その一週間の新高値更新銘柄のリストが塾生に送られてきます。このリストが優れモノで、気になった銘柄の情報をあっちから、そっちから、こっちからとあらゆるソースからクリックしただけで引っ張れる仕組みになっています。この進化のお陰で銘柄研究の時間は大幅に削減できたのですが、自分のPCのスペックが低いせいか、色々なウェブサイトを開くとすぐにフリーズが起こるようになったのでそろそろ新しいPCに買い替え時かなと思っています。

 

リアル勉強会の準備はもうお一方のスタッフさんが行って下さっていますが、質問などメールのやり取りでも非常に丁寧な方で、前回のイベントも単なる勉強会に止まらず面白い企画を準備して下さり大変楽しい時間でした。

 

  • 塾生のレベルが高い!

塾生の中には、既にご自身の投資法を確立された著名な個人投資家の方々もお見受けするのですが、それ以外の塾生でも、高いモチベーションを持った実力派が多数おられます。掲示板に投稿する彼らのコメントや銘柄分析レポートの出来栄えを見ると、これが同じ塾生か...と自己嫌悪に陥ることも度たびです。ただ、この方々は同じ塾生の質問やコメントにも丁寧に回答するなど、本当に和気あいあいで人物的にも素晴らしい方々なんだろうと思います。私自身は50代半ばの出遅れ投資家ですが、いつかはキラキラのレポートを作り、塾生同志の勉強会にも参加し、これら同期塾生に一日も早くCatch upしたいとメラメラと闘志を燃やしているところです!

 

最後に、

 

新高値ブレイク投資塾に入塾し、既に物凄い成果を出している塾生はたくさんいると思います。ただ、私自身は若干の損失状態です。しかし、その事実は事実として受け止めながら、冒頭に申し上げた通り、ここで学んだことを経験値として積み上げていることで、現在の損失ぐらいは全然挽回できると確固たる自信も積み上がり、今はマーケットが不調な時でも安心した気持ちでいられます。これは、精神論ではなく教えに従い臨機応変にポジション調整するという実行が伴った結果だと思っています。過去、色々な投資本は読みましたが、頭で理解することとそれが実行できるかは別問題です。私としては、実践の部分を叩き込んでくれるのがこの塾の素晴らしいところであり、何より入塾を検討している投資家に方に伝えたいことです。